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■『やさしい宝石教室Q&A』
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05 宝石の鑑別と鑑定ってちがうものなの?
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ちがいます。鑑別と鑑定では、その目的もちがえば方法もちがいます。
鑑別とは、その宝石の持つ化学的・物理的性質を検査することによって、種類はなにであるのか、 天然石なのかどうか、人工的な処理はされているかどうか、を識別することです。大ざっぱに云 えば、ニセモノとホンモノを区別する検査が鑑別です。
それに対して、鑑定は、ダイヤモンドにのみ、関係します。それがダイヤモンドであると証明されたら、その結論のうえに立って、こんどはそのダイヤモンドの評価を、キズの有無(クラリ ティ)、色の等級(カラー)、プロポーションの減点(カット)及びその石の重量(カラット)等 について詳しく検査することによって、等級づけ、します。そのダイヤモンドがどの程度良いも なのかを知る、それが鑑定です。だからこれは価格に対する重要な目安にもなるのです。 鑑別も鑑定も、鑑別鑑定士のライセンスをもった者が行 います。そして鑑別は鑑別書として、鑑定は鑑定書として発行されます。
なお、そのライセンスは、国家試験ではありません。もっ とも有名で、世界レベルで通用するライセンスは、英国宝石学協会が認定し発行するFGAライセンスと、米国宝石学会(GlA)が認定・発行するGGライセンスの二つで す。現在、ライセンス取得を希望するひとのほとんどが、 そのいずれかのカリキュラムを受け、試験にチャレンジ しています。英国宝石学協会は、宝石学から鉱物学に至 る、学術的な色彩の強いカリキュラムに定評があり、 一方GlAは、独自のダイヤモンド等級づけシステム、GlA方 式を開発し、世界に広めたように、より実用的、即戦的 なカリキュラムに特徴をもっています。
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