* クイックGO *
Q01宝石とは?
Q02硬度とは?
Q03宝石の美しさ
Q04カットについて
Q05鑑別・鑑定とは?
Q06鑑別の実際
Q07鑑定とは?
Q08ビギナー鑑別法
Q09シンセティックって?
Q10張り合せ石って?
Q11誕生石以外の宝石
Q12特殊な宝石
Q13宝石の加工
Q14プラチナの変形
Q15エメラルドのキズ?
Q16宝石の選び方
Q17宝石の買い方
Q18婚約・結婚リング
Q19海外旅行で...
Q20エンハンスメント?
Q21財産・投機性は?
* 何月生まれ? *
1月の誕生石
2月の誕生石
3月の誕生石
4月の誕生石
5月の誕生石
6月の誕生石
7月の誕生石
8月の誕生石
9月の誕生石
10月の誕生石
11月の誕生石
12月の誕生石
本書(『やさしい宝石教室Q&A』)の著作権は株式会社ジェムスターに帰属します。本書、および当サイト掲載の文章、画像、
イラストレーション
の無断転載はできません。
■『やさしい宝石教室Q&A』
著者紹介--->>
こちら
14 特別なにもしていないのに、気づいてみるとプラチナのリングが変形していました。どうして?
ジュエリーには、金やプラチナ、銀などの責金属が使われます。これらは、純粋な場合では非常にやわらかく、爪でキズがつくほど。これでは宝飾品としては耐えられません。そこで純粋さを犠牲にしてでも、ほかの金属を混ぜ合わせて、強さを補強します。
K18という表示を見ることがあると思います。ゴールド・リングの枠の裏に刻印されているはずです。純金はK24と表示されます。ですから、K18とは、24分の18が金、残り(24分の6)に他の金属が混ぜられているということです。ジュエリーとして使われているのはほとんどK18の合金です。
金に混ぜる金属がニッケルだと、金は白っぽくなります。これを特別にホワイト・ゴールドと呼びます。ホワイト・ゴールドはK18WGというように表示されます。
プラチナは、たとえばPt900というように表示されます。これもプラチナ・リングの枠の裏に刻印されています。これはプラチナ純度が1000分の900、つまり90パーセントであることを意味します。同じように、Pt850とほプラチナ純度が85パーセントであることを意味します。ジュエリーとして使われるプラチナは、たいていPt900かPt850です。
銀もまた他の金属と混ぜ合わされて使われますが、表示にはただSILVER(シルバー)とだけ刻印されます。
このように、ジュエリーとして使われる責金属は、他の金属を混ぜ合わせることによって、強さが補強されています。けれどまだまだやわらかいことも事実です。
プラチナというと、なにか鉄のように硬いというイメージをもつ人もいますが、じっさいはそうではありません。もっと純度を下げれば、こんどは色がわるくなってしまって、宝飾品としては相応しくなくなってしまいます。
責金属は純度が高ければ高いほどやわらかいのだということを知っておいてください。ちょっとしたことで変形してしまうことがあります。ときに車のハンドルを強く握ったり、自転車のブレーキを強く握ったり、そんなことでも曲がってしまう場合もあります。
けれど心配なく。もし変形したら、買った店にもっていくといいでしょう。簡単にもとの形に戻してくれるはずです。変形しやすいものはもとの形にも戻しやすいのです。
宝石の取扱い
|
ダイヤかんたん洗浄法
|
パールケア
(このウィンドウを閉じます)
Copyright © 2001 Gemstar Co.,Ltd. All rights reserved.