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本書(『やさしい宝石教室Q&A』)の著作権は株式会社ジェムスターに帰属します。本書、および当サイト掲載の文章、画像、イラストレーションの無断転載はできません。
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■『やさしい宝石教室Q&A』
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宝石は、美しく、耐久性に優れ、稀少価値のあるものです。けれどそれぞれの宝石はそれぞれの弱点をも持ち合わせています。ある宝石は、割れやすく、ある宝石はキズつきやすく、ある宝石は熱や乾燥に弱いといったようにです。宝石の美しさを保ち、損なわないためにも、それら個々の宝石の弱点を知り、取扱いに配慮することが大切です。
キズの注意:
キズのつきやすさは硬度で表されます。硬度は7以上あるのがいいとされています。硬度が7以下のものはキズつきやすいのだと理解して大切に取り扱う必要があります。真珠やサンゴ、オパールなどは、空気中のほこりでキズがつくので、何日もつけ続げるのは避けてください。
また宝石どうしを擦り合わすのは厳禁です。硬度の弱いほうの宝石にキズが入ってしまいます。宝石はひとつずつ別々に保管してください。
また、普段は、ほこりをはらう程度の手入れが必要です。石の表面をやわらかい布でやさしく拭くようにしてください。
割れや欠けの注意:
エメラルド、トパーズ、トルマリン、ペリドット、オパールなどは、ダイヤモンドやルビーなどに比較すると、強靱さに欠けます。もちろん、通常の使用で割れたりすることはありませんが、それでも衝撃に弱いので、机の角などにぶつけたりしないよう注意してください。
また、これらの宝石の、超音波での洗浄は厳禁です。
熱や乾燥に対する注意:
とりわけ注意したいのは多孔質のオパールとトルコ石です。水分を多く含んでいるので、熱が加えられたり乾燥したりすると亀裂が生じます。亀裂は割れの原因になります。
退色の注意:
アメシスト、シトリン、トルコ石などは直射日光の当たる場所に長時間放置しないこと。
洗剤、薬品に対する注意:
とくに真珠、こはく、サンゴ、トルコ石。洗剤や薬品がついたら、ティッシュペーパーですぐ拭き取ること、これらの宝石の水洗いは厳禁です。
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