|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
本書(『やさしい宝石教室Q&A』)の著作権は株式会社ジェムスターに帰属します。本書、および当サイト掲載の文章、画像、イラストレーションの無断転載はできません。
●本コンテンツの一部は、日本宝石協同組合のWebサイトにも提供されています。
■『やさしい宝石教室Q&A』
著者紹介--->>こちら
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
14 特別なにもしていないのに、気づいてみるとプラチナのリングが変形していました。どうして?
ジュエリーには、金やプラチナ、銀などの責金属が使われます。これらは、純粋な場合では非常にやわらかく、爪でキズがつくほど。これでは宝飾品としては耐えられません。そこで純粋さを犠牲にしてでも、ほかの金属を混ぜ合わせて、強さを補強します。
K18という表示を見ることがあると思います。ゴールド・リングの枠の裏に刻印されているはずです。純金はK24と表示されます。ですから、K18とは、24分の18が金、残り(24分の6)に他の金属が混ぜられているということです。ジュエリーとして使われているのはほとんどK18の合金です。
金に混ぜる金属がニッケルだと、金は白っぽくなります。これを特別にホワイト・ゴールドと呼びます。ホワイト・ゴールドはK18WGというように表示されます。
プラチナは、たとえばPt900というように表示されます。これもプラチナ・リングの枠の裏に刻印されています。これはプラチナ純度が1000分の900、つまり90パーセントであることを意味します。同じように、Pt850とほプラチナ純度が85パーセントであることを意味します。ジュエリーとして使われるプラチナは、たいていPt900かPt850です。
銀もまた他の金属と混ぜ合わされて使われますが、表示にはただSILVER(シルバー)とだけ刻印されます。
このように、ジュエリーとして使われる責金属は、他の金属を混ぜ合わせることによって、強さが補強されています。けれどまだまだやわらかいことも事実です。
プラチナというと、なにか鉄のように硬いというイメージをもつ人もいますが、じっさいはそうではありません。もっと純度を下げれば、こんどは色がわるくなってしまって、宝飾品としては相応しくなくなってしまいます。
責金属は純度が高ければ高いほどやわらかいのだということを知っておいてください。ちょっとしたことで変形してしまうことがあります。ときに車のハンドルを強く握ったり、自転車のブレーキを強く握ったり、そんなことでも曲がってしまう場合もあります。
けれど心配なく。もし変形したら、買った店にもっていくといいでしょう。簡単にもとの形に戻してくれるはずです。変形しやすいものはもとの形にも戻しやすいのです。 |
|
|
|
|
■ 関連トピック |
|
|
|
|
|
|
直前に見たページに戻る時は、ブラウザの「戻る」ボタンでお戻りください。 |
|
Copyright © 2001 Gemstar Co.,Ltd. All rights reserved. |
|
|
|
|
|
|
|
|
|